アルファ・クラブ掲載記事   アドバイス 昌平クリニック院長 鍋谷欣市

以下はALPHA CLUB383号(5/2014)【私の工夫 それぞれの後遺症対策】に掲載された記事です。

ひまわり 低血糖
flower1 パック入りゼリーを活用
北海道 Sさん (56歳)

  平成20年9月、50歳のとき、印環細胞癌になり、腹腔鏡手術で胃を全摘し、ルーワイ法で再建しました。
  術後は少し食べると冷や汗と腹満感で食べられなくなり、また、食後2〜3時間たつと脱力感などの低血糖症状が起こるので、食事をとることが不安でした。
  術前67kgあった体重は術後64kgとなり、退院後は毎週1kgずつ減り、52kgでやっと下げ止まりになったようです。それからはずっと53kg前後を維持しています。食事は朝昼夕3食のほかに午前と午後に少量の間食をとりました。朝食以外はできるだけ何かをしながら食べるようにして、早食いにならないように気をつけました。
  体重が落ち着いてきた頃、主治医から運動を勧められ、以前やっていたゴルフを再開しました。周囲からは、やせ細って弱々しく思われていた時期でしたので、ゴルフで一緒にラウンドすることで元気になっていることを認めてもらい、自分でも自信を取り戻していきました。
  北海道ではゴルフのラウンド中に休憩がないので、間食の代わりをとる工夫が必要でした。途中でバナナやおにぎりを食べる人が多いのですが、私は他の人と同じように一気に食べ切れません。対策としてパック入りの「ウイダーinゼリー」などを携帯することにしました。これだとひと口ごとにキャップを閉じて持って歩けるので、自分のペースでゆっくりととれます。また、ゴルフのプレー中だけでなく、食事をとりにくいときや低血糖症状が起きたときにも、このゼリーは活用でき、重宝しています。

flower2 ドクターから一言
  パック入りの栄養補助ゼリーを活用されたのは、本当にすばらしい発見でしたね。ゴルフのプレーに限らず、低血糖症状が起こったときなどにも、広く活用されているとのこと、同じ境遇の方々に推奨したい方法ですね。私もゴルフは大好きだったのですが、目下のところ、緑内障のために休んでおります。早く再開したいものです。


flower1 会報が主治医です
秋田県 Tさん (61歳)

  平成22年2月、胃癌で胃の幽門側3分の2と胆のうを切除しました。
  術後は何を食べても良い、といわれましたが、肉や脂っこい物は食べられず、食べやすいお粥ばかりを食べていました。しかし、食後2〜3時間たつと脱力感、冷や汗、動悸などが起こり、気持ちが悪くなりました。1年以上もこの状態が続き、原因もわからず、不安な日々を過ごしていました。
  会報に同じ症状の体験談があり、ブドウ糖が効くとありました。早速、ブドウ糖をとると、すぐに回復しましたが、これが後遺症の低血糖症状だと初めて知りました。病院では術後の後遺症対策を教えてくれませんでした。今は会報が私の主治医です。

flower2 ドクターから一言
  会報の体験談が、低血糖の不安の回復に役立ったことは良かったですね。体験談に勝る真実の勉強はありません。Tさんの体験談も掲載されたことで、今度はあなたが主治医になれるのです。


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