アルファ・クラブ掲載記事   アドバイス 昌平クリニック院長 鍋谷欣市

以下は、ALPHA CLUB 277号(7/'05)【私の工夫 それぞれの後遺症対策】に掲載された記事です
ひまわり 貧 血
flower1 食事と薬で改善
兵庫県 Sさん (78歳)
  平成14年3月、75歳のとき、胃癌で胃の5分の4と胆のうを切除。術後、便秘、胸やけ、貧血、息切れ、動悸、手足のしびれやむくみ、脱力感に悩まされました。特に抗癌剤を服用していた影響なのか、貧血が改善されませんでした。血液検査の結果、ビタミンやミネラル、葉酸不足などで起きる大球性貧血と診断され、葉酸製剤を処方されました。今は食生活を見直し栄養のバランスをとりながら、レバーや豆腐、納豆などの大豆製品もできるだけ多くとり入れ、体質改善を目指しています。
 
flower2 ドクターから一言
  大球性貧血とのことですが、食生活改善の努力は立派です。ビタミンB12や葉酸製剤の服用も良いのですが、経口からの吸収率は悪いので注射で補いましょう。


flower1 会報を参考にして
山口県 Tさん (48歳)
  平成7年2月、38歳の誕生日に胃癌で胃の3分の2を切除。「早く帰って子供たちにおいしい食事を作ってあげなさい」と先生にいわれるほど順調な回復でした。しかし、後遺症の話は聞いていなかったので、食後の腹鳴や下痢、低血糖、冷汗、脱力感に遭遇し苦しみました。5年目、貧血で体調不良になり鉄剤が処方されました。その他にも会報を参考にして、市販の鉄、カルシウム、ビタミン剤をとり、食事も栄養を考え多種類の食材で工夫しました。現在、順調に回復し、自転車での買い物やウォーキング、手話サークルへの参加、家庭菜園と動き回り、ユーモアのある心豊かな毎日を心がけています。

flower2 ドクターから一言
  後遺症の貧血や、その他の症状も克服されているのに感心します。フェロミア製剤などの鉄剤、四物湯などの漢方薬のほか、ビタミンC製剤も一緒に併用すると鉄吸収に役立ちます。

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