アルファ・クラブ掲載記事   アドバイス 昌平クリニック院長 鍋谷欣市

以下はALPHA CLUB 278号(8/'05)【私の工夫 それぞれの後遺症対策】に掲載された記事です
ひまわり 胸 や け
flower1 豆乳が良い
栃木県 Uさん (53歳)
  平成9年4月、胃の上部の癌で、噴門部を含めた胃の半分を摘出。術後、夜中の1時か2時頃に胸やけを感じ、のどが焼けるような痛みに襲われました。逆流してきた胃酸を気管に吸い込み、声帯が切れるのではと思うほどせきが止まらず、つらい日々でした。頭のほうを高くし、上半身を斜めにして座り、豆乳を少しずつ飲み、30分ほど静かにしていると落ち着きます。現在、順調に8年が過ぎ、仕事にも復帰しました。

flower2 ドクターから一言
  噴門側切除で、胸やけが起こりやすいですが、つらい体験を克服された生活の工夫は立派です。胃酸の中和にはアルギン酸ナトリウムもありますが、豆乳を飲むのが一番のお勧めです。

flower1 服薬と安静のみ
北海道 Wさん (71歳)
  平成12年7月、胃癌で胃を全摘。消化の悪い油物や漬物などを食べないようにしていますが、胸やけはなかなか治まりません。ついうっかり就寝前に食べてしまい、消化剤も飲みますが、夜中にのどが焼けるような痛みに襲われ目が覚めます。慌てて薬を飲み、30分以上じっとしています。薬は市販の新ビオフェルミンS錠と半夏瀉心湯を服用しています。5年が過ぎ、体重は術前の58kgから45kg(身長158cm)に減りましたが、後遺症も少なくなりました。7月14日、隣の斜里町は知床が世界遺産に決定し、喜びに沸き立っていますが、これからもこの雄大な自然と一緒に過ごしたいと思っています。

flower2 ドクターから一言
  食べ過ぎ、特に就寝前の食事は禁物です。胸やけを防ぐには、上半身を高めにして寝るのが良いでしょう。ビオフェルミン、半夏瀉心湯は良い薬ですが、それとともに知床の自然に囲まれた生活は元気の源になるでしょう。

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