アルファ・クラブ掲載記事   アドバイス 昌平クリニック院長 鍋谷欣市

以下は、ALPHA CLUB 295号(1/'07)【私の工夫 それぞれの後遺症対策】に掲載された記事です
ひまわり 便 秘
flower1 妻の勧めで改善  
東京都 Oさん (58歳)
  平成15年5月、胃癌で胃を全摘しました。術後は、食べる量も少なく、術前58kgあった体重が15kgもやせました(身長170cm)。最初は自分に合う食べ方がわからず、ダンピング症候群や胸やけ、嘔吐、逆流を起こし、何度もつらい思いを繰り返して、やっとよく噛むことが大事だとわかりました。それからは、マイペースで食べるように心がけましたが、便秘だけは治らず悩んでいました。
  妻が、ヨーグルトにバナナとハチミツを少量入れて食べるようにと勧めてくれてからは、便通が良くなってきました。そのほか、サツマイモも私には効果がありました。また、できるだけ長い時間散歩をすると、腸の調子も良いようです。

flower2 ドクターから一言
  ヨーグルトは乳酸菌の発酵をうながし、腸内の善玉菌を増やします。バナナ、ハチミツは果糖やしょ糖などの糖分のほかに、消化酵素が含まれているので消化吸収がとても良いです。食物繊維のサツマイモも便通には効きます。よく噛んで食べましょう。散歩は腸を動かす最良の運動法です。

flower1 継続は力なり  
福岡県 Nさん (73歳)
平成14年10月、胃癌で胃を全摘しました。術後、抗癌剤の副作用もありましたが、特に便秘、ガスに悩まされました。便秘が続くとガスがたまり、おなかが張ってくるので食欲もなくなりました。なんとか改善せねばと思い、自分なりに考えました。起床後は必ずコップ1杯の水を飲み、日中もできるだけ水分をとる、生野菜よりも煮野菜にして食物繊維を多くとる、漢方薬を服用するなど。
  毎日、欠かさず続けているうちに、ガスや便秘が少しずつ解消してきました。「継続は力なり」。あきらめずに続けることがいかに大切なことかを学びました。

flower2 ドクターから一言
  水分摂取は便秘対策の基本です。食事も生野菜より煮野菜のほうが胃腸に優しく、消化も良いので量を多めにとれます。また、漢方薬は処方によって効き目が違いますので、自分に合った薬を選ぶことです。なによりも継続することが大事で、腸も慣れてくると動きが良くなり、便秘も改善されてきます。

flower1 おからで軽減  
秋田県  Mさん (59歳)
平成14年3月、胃癌で胃の幽門側3分の2を切除。術後、食べるたびに起こる腹痛や下痢に苦しみ食事の仕方や後遺症対策の方法もわからず、悩んでいました。そのうちに今度は便秘になり、数日に1度コロコロとした便しか出なくなり、食欲もなく、とても不安になりました。
  ある日、会報におからで便秘解消したと掲載されていたので試しているうちに、いつの間にか、便通がよくなりました。会報のおかげでいろいろな情報を得ることができました。

flower2 ドクターから一言
  おから(雪花菜)は、大豆から豆乳をしぼりとった残りのカスですが、実は脂肪、たん白質、消化酵素などが含まれている優れものです。続けましょう。

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